引越しの当日、運が悪く悪天候になってしまうこともあります。初めての引越しの場合、「もしかしたらキャンセルされちゃうかも」と不安になるかもしれません。
ただし基本的に業者の方からキャンセルされることはありませんので安心してください。
しかし悪天候時に引っ越しをする際は、普段気をつけなくてはならない点にも注意する点がありますので、今回はその情報をシェアしていきたいと思います。

悪天候時はキャンセルできる?

引越し当日に悪天候になってしまった場合、憂鬱でキャンセルしたいと思うかもしれません。
ただし小雨程度でキャンセルなどしてしまうとキャンセル料金が発生しますし、引越し業者からの心証もあまり良くありません。
再度日程を調整する必要や見積もりもやり直しになるので、むしろキャンセルしたことで費用や時間が更にかかってしまいます。

悪天候で引越しを決行するよりも手間がかかってしまうことが多いですから、よほどの理由でない限りキャンセルはしない方がいいでしょう。

業者からキャンセルされる基準

引越し業者の方からただの悪天候を理由に作業をキャンセルされることはほぼありません。例えば台風に当たってしまったとしても決行されることが多いです。
ただし、悪天候から重大な災害に繋がるケースや、作業に必要な機材が悪天候により使うのが危険な場合(クレーンで荷物を運び入れる場合など)は、依頼者との相談した上で作業が中止されることがあります。
業者ごとにどの程度の天災で決行するか、キャンセルするかの細かい基準は異なりますので、事前に確認しておくと安心です。

悪天候時のキャンセルは可能

どうしても悪天候時に作業をしたくないという場合はお客さんの方からキャンセルすることができます。
これは標準引越運送約款によって決められているので、業者がどうしても決行したいと思ったとしても、お客さん側からキャンセルと言われたらそれを受け入れざるを得ません。
ただし、前日・当日のキャンセルには規定のキャンセル料が発生します。どうしても悪天候時に引越しをしたくない場合は天気予報をよくチェックし、出来るだけ早めに日程の変更を申し出ておきましょう。

悪天候時の引越しの注意点

悪天候時は天候が良い時よりも注意しなければならないことも多いです。ここからは悪天候時に利用したいオプションや作業の注意点をご紹介していきます。

自分でできる限りの防水梱包を行う

悪天候時の引越しには業者も出来るだけ荷物が濡れないように防水カバーなどを用意して作業をしてくれますが、自分でもできる限りの防水対策をしておくと安心です。
例えば大型のビニール袋やゴミ袋で梱包済みのダンボールを包んだり、家電類にもビニールを被せるなどして防水梱包を行ってください。
自分でできる範囲の防水梱包を行っておくだけで業者の手間も省けるため、よりスムーズに作業を行ってもらえます。
また、どうしても濡れたら困るものは個別でビニール袋に入れてからダンボールに入れて防水梱包を行ったり、業者にも分かるように「水濡れNG」というようにメモをしておけばより厳重に作業してもらえます。

新居ではすぐダンボールを開封する

防水梱包を行っていてもビニールは濡れていますし、ダンボールも雨や湿気によって濡れている可能性があります。
新居についたらまず行いたいのがダンボールの開封です。湿気が溜まっていたり濡れているダンボールはカビが発生しやすい状態になっています。
中に入っているものが湿気によって壊れたり、衣服などにカビが生えてしまったりということもありますので、すぐ全てのダンボールから荷物を出すようにしましょう。
またすぐに開封することで万が一なにかトラブルが起こっていた際に早めに気づくことが出来ます。

時間がいつも以上にかかることを知っておこう

悪天候時の引越しはより慎重な作業が求められるため、通常の引越しよりも確実に時間がかかってしまいます。
数時間単位で予定がズレるということは当たり前にありえるので、引越し当日のスケジュール管理も余裕を持って行う必要が出てきます。
特に初めて引越しをする方は何も分からないと引越し業者が少し遅れてしまうだけでも不安に感じてしまうかもしれませんが、悪天候時は焦らずに業者からの連絡を待ったり、事前にどのようなスケジュールになりそうか確認しておくといいでしょう。

まとめ

悪天候時の引越しはより労力がかかるので出来るだけ避けたいものですが、実際の天候はその日にならないと分からないため確実に避けるということはできません。
もし引越し当日に悪天候でも、基本的にはそのまま実行されることを覚えておきましょう。どうしても嫌なら当日キャンセルも可能ですが、逆により手間がかかってしまったり業者に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

事前に引越し日が悪天候になりそうだと分かった場合、業者に当日のスケジュールや防水対策についてなども確認しておくと安心して当日を迎えられますよ。

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