初めての一人暮らし!引っ越し前後にやることをチェックしよう
就職や進学がきっかけで、初めて一人暮らしをするという方はとても多いです。
初めての一人暮らしは不安でいっぱいですが、一人暮らしを始める前の「引っ越し」にも頭を悩ませてしまうと思います。
今回はそんな方のために、初めての一人暮らし!引っ越し前後にやることについてご紹介いたします。
引っ越し方法を決めよう
引っ越しとなると引越し業者に依頼するということがまず頭に浮かぶかもしれません。
しかし単身引っ越しの場合、荷物も少ないので必ずしも引っ越し業者を使う必要はなく、自力で行うという選択肢も出てきます。
業者を利用するメリット・デメリット、自力で引っ越しを行うメリット・デメリットはそれぞれ下記の通りです。
■引っ越し業者を利用する
引っ越し業者に依頼すると、自力で引っ越しするよりも少し費用はかかってしまうものの、家具の破損や新居の壁や床を傷つけるリスクを最小限に抑えて引っ越しが行なえます。
最近では大抵単身者向けの引越しプランも用意されているので、費用も思っているほどかからないのが魅力的だと思います。
壊れやすい家具が多い、養生を十分に行えないという場合は、引っ越し業者に任せるのがおすすめです。
■レンタカーを借りて自分で荷物を運ぶ
荷物も最小限しかないからできるだけ費用を抑えたい、好きな日時に引っ越しを行いたいという方は、自力で引っ越しを行うことも選択肢に入ります。
ただし、知人に手伝ってもらう際は謝礼金などの用意も必要なので、結果的に引越し業者を利用するのとあまり変わらない費用がかかる可能性があります。
不必要なものは処分しよう!
荷物をまとめていると、もう必要のない物がいくつも出てくると思います。
そうした不必要なものはリサイクルショップやフリマアプリなどで売ったり、欲しがっている友人がいたら譲ったりして処分してしまいましょう。
少額でも引越し費用の足しになりますし、持っていく荷物が減ることで引っ越しの作業の負担も減らすことが出来ます。
また、逆に引越し後に必要になる物のチェックリストも作っておきましょう。
この時点では生活していくのに必要最低限なものを挙げておくことをおすすめします。
チェックリストに書き出すことで、今使っているもので持っていくものは持っていく、または新しく買いなおす、まだ必要ないというようなことがはっきりするので、無駄遣いを減らせます。
あると便利!荷造りのための道具や資材を準備しよう
荷造りをする前に必要な道具や資材を揃えましょう。作業を進めている途中で、必要なものが出てくるとその都度作業を中断しなければいけないので非効率です。
はじめに全て揃えておくと、効率良く荷造りを進められるので参考にしながら準備をしてくださいね。
- ダンボール、布団袋
ホームセンターなどで購入が可能です。
引っ越し業者が提供してくれる場合は数量やサイズを事前に確認しておきましょう。 - ガムテープ
重ね貼りがしやすく、丈夫な布テープがおすすめです。 - カッター、はさみ
これはどちらも必要になるので揃えておきましょう。 - 油性マジック
ダンボールの中身を書くときに使います。1本で2種類の太さが使えるものが便利です。 - セロハンテープ、ビニールテープ
あるとちょっとしたときに便利です。配線をまとめる際などに役立ちます。 - ゴミ袋
荷造りをしていると、不用品やゴミが出てくるので、すぐに分別できるようにしておきましょう。 - ビニール袋、輪ゴム
衣類や布類、液体が入った容器などを梱包する際に使います。 - 工具
解体が必要な荷物がある場合は用意しておきましょう。 - 緩衝材
プチプチ(エアーキャップ)や新聞紙は、食器や割れ物を梱包する際に利用します。
これらの準備ができなかった場合は、タオルを緩衝材として使用することもできます。
箱詰めは外から何が入っているか分かるようにしよう
単身の引っ越しの場合、荷物が少ないことから、とりあえず空いてるダンボールに入るだけ荷物を詰めてしまう方が多いです。
「このダンボールには食器類」「これには衣類」というように、ダンボールに入れるものは一つのカテゴリーに分けてまとめるようにしましょう。
また、箱詰めするものは、使用頻度の低いものからにすることをおすすめします。
使用頻度の高いものを先に荷詰めしてしまうと、引越し前にいざ使いたくなったら荷解きしなければなりません。
ダンボールにマジックで中に何が入っているのかを書いておくのも分かりやすくておすすめです。
荷造りは引っ越し前日までに済ませておこう
荷物が少ないからと当日ギリギリに荷造りしてしまうと、荷物の紛失や破損に繋がります。
時間があるように見えても、慣れない引っ越しは思わぬ所で時間を消費されてしまうものです。
荷造りを始めとした引っ越しの準備は前日までに済ませておき、当日は余裕を持って行動できるのが理想です。
引越し後にやることも明確にしておく
引っ越しは新居に移動して終わりではありません。
荷解きから各種手続きまで一人で行わなければならないので、いざというときにパニックにならないように引越し後にやっておくべきこともリストアップしておきましょう。
■ダンボールの荷解き
引越し後に始めにやることと言えば、荷解きです。
「今日は疲れたからまた後でやろう」と思っていると中々片付きませんし、時間が経つにつれて中に何を入れたかを忘れてしまうこともあります。
■電気・水道・ガスの利用手続き
電気・水道・ガスなどのライフラインの手続きは重要です。
電気・水道・ガスの使用手続きは電話やインターネット、郵送で完了することができます。しかし、ガスの開栓には立会が必要で、繁忙期だとすぐに対応してもらえないこともあるので、ガス会社には早めに確認をしておいた方が良さそうです。
■転出届・転入届・転居届
- 転出届
異なる市区町村へ引っ越しする際には、旧住所の役所・役場にて転居届を出し、転出証明書を受け取りましょう。 - 転入届
異なる市区町村へ引っ越す際に、新居の役所・役場へ転入届を出します。その際に転出証明書も必要になります。転入届は転出から14日以内に行う必要がありますので、早いうちに済ませておきましょう。 - 転居届
同じ市区町村で引っ越しをする際は住んでいる役所・役場へ転居届を提出します。
転入届・転居届の際には、住民票の写しを1部発行してもらっておくと安心です(就職先から提出を求められたり、運転免許証の住所変更時などに必要なことがあるため)。
■マイナンバーカードの住所変更・継続利用手続き
役所・役場で転入届・転居届を提出する際に一緒に済ませておきましょう。マイナンバーカードとカード交付時に設定した4桁の暗証番号、顔写真付きの身分証明書が必要です。転出・転入の場合、継続利用の手続きをせずにいると、マイナンバーカードが失効になってしまうので注意しましょう。
マイナンバーカードを取得していない方については、通知カードはマイナンバーの証明として利用できなくなるので、転居先の役所・役場で申請手続きを行うと良いでしょう。
■運転免許証の住所変更
つい忘れがちになってしまうのが運転免許証の住所変更です。
これを忘れてしまうと、車の運転自体は問題ありませんが、身分証明書として使うことができなくなります。
引越し先の警察署や運転免許センターで手続きが行えるので、できるだけ早めに住所変更を行っておきましょう。
この際に、新しい住所の証明書(住民票やマイナンバーカード)が必要になりますので、忘れないようにしましょう。
行政関係の手続きは、①転出届、②転入届・転居届・マイナンバーカードの住所変更と継続利用手続き(同一の役所・役場で同日に完了できます)③運転免許証の住所変更、の順番で行うとスムーズに完了できますね。また、これらの手続きは平日しか対応してもらえないため、先延ばしにせずに早めにしておきましょう。授業や仕事が始まってしまい、手続きに行くタイミングが無い!ということになってしまいます。
まとめ
今回はスムーズに単身引っ越しを進めるために必要なことをご紹介しました。
単身引っ越しはリスクを気にしないのならば自力で行なえます。
ただし、自力で行う場合も諸費用は引越し業者とあまり変わらないことがありますので、少しでも安くしたいのならそれぞれしっかり比較することが大切です。
引越し業者ごとに単身者用のプランが用意されていますから、引っ越し予定まで時間があるのなら、それぞれ相見積もりをとってじっくり考えるのがおすすめですよ。
自分が何を重視したいかを事前に決めておき、一つ一つ計画を立てて実行しましょう。