引越し時、引越し後に取り組みたい防犯対策

引っ越し作業中に物を無くしてしまったという事例は少なくありません。作業中に紛失してしまうという例から、引っ越し業者のスタッフやその他第三者によって荷物が盗まれたという例もあります。
引っ越し業者のスタッフはもちろん教育が徹底されている人たちが派遣されてきますが、特に繁忙期などには臨時のアルバイトが派遣されることもあり、そのアルバイトが盗難をするというケースもあるそうです。大手だから必ず安全ではないということも覚えておきましょう。

今回は引越し時にしておきたい防犯対策から、引っ越した後に取り組んでおきたい防犯対策をご紹介いたします。

盗難被害にあいやすいもの

引越し時に盗難にあい安いものはある程度決まっています。特にポケットや鞄に簡単にしまえてしまうほど小さいものや目立たないものは被害が気づかれにくい上に、高価な場合もあるので狙われやすいです。

貴金属

指輪やネックレスなどの貴金属は価値が高いものも多いことや盗ったらすぐさまポケットに隠せるということもあり、最も狙われやすいものです。
小物ケースやバッグなどに入れていてもそれごと盗むという例もあるので、引っ越し作業中にできるだけ目を離さないのはもちろんのこと、引っ越し作業が終わった後は全て揃っているかをきちんと確認しましょう。

女性下着

引っ越しスタッフには男性が多いということもあり、女性の下着も非常に狙われやすいです。下着が無くなっても「盗まれた」と申告するのは勇気がいるため、結果的に泣き寝入りしてしまうというケースも少なくありません。
中には下着を盗むだけでなく、そのままストーカー行為にまで発展してしまうこともあります。

引っ越し時の防犯対策

引っ越し時の防犯対策を完璧に防ぐという方法はスタッフのモラルにもよるところなので難しいですが、ちょっとしたことを意識するだけで被害に合う確率を格段に下げることはできます。

貴重品は身につけておく

貴金属や財布などの狙われやすいものは、自分で常に監視していることで盗難のリスクを防げます。それで使いたいのがウエストポーチです。
貴重品は基本的に小さいものばかりになると思いますので、ウエストポーチにまとめて身につけておけば、盗む隙を与えません。

身につけておけないほどの大きなものの場合は、事前に一つのダンボールにまとめておき、引越し業者ではなく宅配便を利用して新居に運ぶのがおすすめです。

大切なものはトラックの奥に詰め込んでもらう

引っ越し時の盗難には引っ越しスタッフが関わっていることが多いですが、中には全く関係のない第三者による被害ということもあります。
この場合、盗まれるタイミングとしては荷物を積み込んでいる時、もしくは新居に運び入れている時です。この間は外に停まっているトラックの荷台が開きっぱなしになっているので、人がいないときにそこから盗むということが多いです。
こうした停車時の盗難を防ぐために、絶対に盗まれたくないもの、盗みやすいサイズのものはトラックの奥に詰め込んでもらうように指示を出すようにしてください。
また出来るなら常にトラックの近くに誰かいるという環境になるようにお願いしましょう。

梱包に透明ケースは使わない

中には透明のケースにちょっとした物を詰め込んで梱包するという方もいると思いますが、透明のケースは見て分かる通り、外から何が入っているのか大体わかってしまいます。
「こんなものは盗まないだろう」と思っていても何が盗まれるのか分かりませんから、透明ケースの中にものを入れて運ぶのは避けるようにしましょう。
どうしても透明ケースに入れたい場合は、布をかけたり色付きの袋に入れたものを入れるようにするなど、外から見て何が入っているのか分からないように工夫しましょう。

引っ越し後の防犯対策

引っ越しは日頃の防犯対策を見直すのに最適なタイミングです。これから新居で快適に、安全に暮らしていくためにも引っ越し後の防犯対策も徹底して行いましょう。

一人暮らしと思わせない

特に一人暮らしの女性は犯罪に狙われる可能性が高いため、まずは一人暮らしではないと思わせる工夫をするといいでしょう。
例えば可愛らしいカーテンではなく無機質な男性らしさを感じさせるカーテンにする、表札に男性の名前を書いておく、男性物の服や下着を干すなど、ちょっとした工夫をしてみてください。
「一人暮らしではない可能性」を示すだけでも狙われるリスクは大きく抑えられます。

補助錠をつける

１階や２階などの低層階の場合は、窓に補助錠を設置すると安心です。補助錠はホームセンターで購入できるちょっとしたものでも構いません。
最近では安価で簡単に設置できるものが多く、これだけで窓からの侵入を諦めさせることができます。

サムターンカバーをつける

サムターンカバーとは、玄関ドアの鍵に取り付ける防犯グッズです。最近ではピッキングがしにくい鍵も多くなり、サムターンを回して鍵を開け侵入する空き巣が増えてきました。サムターンカバーを付けることで鍵を回しにくくし、侵入されるリスクを減らせます。

まとめ

引っ越し時に盗難被害に合ってしまうというリスクを減らすため、自分でできる限りの対策をすることは非常に重要です。
特に貴重品は常に自分の目の届く範囲に置いておくのはもちろん、必要ならば事前に宅配便で送ってしまうなどの工夫をしましょう。
また全く関係のない第三者によって物が盗まれる可能性もあります。事前にスタッフと相談し、貴重品は手の届かないトラックの奥に積んでもらうか、誰か一人はトラックの近くにいるようにしてもらうなど話し合っておくと安心です。

また引っ越しが終わった後は、できるだけ早めに安全に暮らしていくための防犯対策を行うようにしましょう。

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